手の中にあるもの。
小学部2年生の体育の授業前の出来事。
友達とベンチを持って、体育館へ向かっている最中、何度もベンチを持ち直す子どもの姿がありました。
担任に聞いたところ、手の中にとても大事なものがあるとのこと。
それは、「手作りのドラゴンボール」。
7つの手作りドラゴンボールを、落とさないように握りしめてベンチを運んでいたのです。
何より心が動かされたのは、大事なドラゴンボールと同じくらい大切にしていたのが、友達とベンチを運ぶという行為だったということ。
友達思いで責任感のある小2の児童。
手の中にあるものと、仲間を大切にするこの児童のいいところを、また1つ見つけた瞬間でした。