「伝わった」瞬間?
今日から通常日課がスタート!!
ある教室を覗いてみると、「こっちに行きたいんだよ」と困った表情で訴える児童の姿が。すると、カードを組み合わせて、担任の先生に渡しました。その内容とやりとりの様子がこちら。
【児童がカードで先生に】
「おんぶ プール ください」
それを見た私が、「プールが大好きで1学期からよく見に行ってたな。でもプールにはもう藻が生えてるしなぁ…見に行くだけ見に行ってみるのかなぁ…」と考えていたら…
【担任の先生】
「あぁ!おんぶでプールに行きたいのね!確かに!プールの時の着替えを探してる!そっかそっかぁ、プールに行きたいんだねぇ。」
と言っているうちに、その子は別のおもちゃで遊び始めたのです。
その子にとって、大事な大事な要求だったはずなのに、なぜこんなにすんなりと別の遊びにうつったのか…
考えていたら、一つだけ理由が思い浮きました。
それは、
思いが「伝わった」ことに満足したから?
ということでした。
もしかしたら、思いが伝わったことに満足して、別の遊びにうつれたのかもしれません。カードの内容を言葉にして返したから、「伝わった」って思えたのかな?などと、色々考える機会をもらいました。
子どもだけでなくもちろん大人も、思いが伝わると嬉しいものです。
思いを「伝えよう」とする側のがんばりと、「伝わったよ、その思い」と受け取る側の返し方。きっとどちらかが欠けていては、成り立たないやりとりだったと思います。
そんなお互いの思いを、子どもと大人が、子ども同士が、また大人同士が伝え合う2学期にしていきたいなと思った、2学期2日目でした。
この写真は、高等部やきもの班での1コマの様子。
「見て、きれいでしょ?」と言わんばかりの表情で、自分のがんばったことを伝えてくれました。
「すごい!こんなにつるつるになるまで(土を)たたいたの?」
「うん」
「とってもきれいだね、お皿が完成したら教えてね!」
「うん」
この「うん」に込められた表情も大事な思い。
「うん」には、「そうそう、すごくがんばって土をたたいたんだよ!」「お皿を買ってくれるの?うれしい!がんばるね!」という言葉が込められた「表情」をしていたように感じました。
このような子ども達一人ひとりの大事な思いをしっかり受け止めて、伝わるように返せるような明日にしていきたいと思います。
また明日、元気に登校してくるのを先生たちは楽しみに待ってます☆彡