本庄特別支援学校より(今日の出来事)

(ほんじょうとくべつしえんがっこうより)

教育実習、スタート!

9日から小・中学部に1名ずつ教育実習生が来て、10日間の実習が始まりました。初日の挨拶では、「普段の学校生活では学べないことを、精一杯学びたいです」と意気込みを語った2人。

 

授業をのぞいてみると、どちらも笑顔いっぱいに、まっすぐ子ども達と関わる姿が。

 

下校後をのぞいてみると、教材研究や実習日誌を綴っている姿が。

 

子ども達に「〇〇先生って、どんな先生?」と聞いてみると、すぐにこんな言葉が返ってきました。

 

「やさしい先生!」

「だいすき!」

 

実習生としては、たまらなく嬉しいですよね。

 

これから研究授業を行うにあたり、子ども達の実態をしっかり把握し、授業づくりに挑みます!

「子ども達が楽しく勉強しながら、学校生活を送ってほしい。そのためにがんばります!」と話す実習生が、とても頼もしく感じました。

 

どんな10日間になるのか。教職員一同、応援します☆彡

今日はどんな1日だったかな?

2学期が始まり、1週間が経ちました。

学校生活のリズムに慣れてきて、いつものように学校生活を送っていると、あっという間にもう下校の時間。

 

あれ?もう下校の時間か。

今日はどんな1日を過ごしたかな?

 

あっという間に過ぎた時間の中にも、ぎゅっと詰まった学びの時間をたくさん見つけた2学期はじめの1週間を、少し紹介させてください。

 

まずは、始業式。

男子生徒は夏休みの出来事をみんなの前で発表しました。

「(映画の展示会)見に行った。おばあちゃんと。見てください。」(嬉しそうに冊子をみんなに見せながら♬)

「おぉぉぉぉーー!!」(みんなの歓声)

すると、「物語に出てくる対決のワンシーンを再現したい」と、2本の棒磁石を持ってきて、1本は自分、もう1本は担任の先生に渡してアクションシーンをみんなに見てもらいました。

嬉しそうに夏休みの出来事を話す生徒、漫才のように言葉を返しながらみんなに伝わるように言葉をたす先生、それを見聞きして笑顔になる生徒。こんな盛りだくさんの他者とのやりとりの時間を過ごしていました。

 

もうひとつ紹介するのは、小4の児童がハートまつりの事前学習で見たイラストを絵に描き起こし、それに色をつけていく時間。

 

担任の先生は、こんなことを話してくれました。

「事前学習で、色がついていない白黒のお城の絵を見たんです。そのお城にこんなにたくさんの色を使って絵を描くんです。」

描く様子を見てみると…

青色のクレヨンで空を描く。

ティッシュでクレヨンをのばして空をイメージに近づけていく。

風船を色とりどりに飛ばす。でも持ち手はみな茶色で統一。

この児童は、自分の思い描く『お城』があり、それに近づくように夢中で描き進めていました。

最後まで見られなかったけど、きっと完成したら満足感でいっぱいになるだろうなと思うと、わたしまで嬉しくなりました。

こちらは人とのやりとりではなく、絵を描くことで画用紙やクレヨン、そして自分とやりとりする時間だったのです。

どちらも、大事な学びの時間。こんなやりとりの時間を明日も目にするのが楽しみです☆彡

「伝わった」瞬間?

今日から通常日課がスタート!!

 

ある教室を覗いてみると、「こっちに行きたいんだよ」と困った表情で訴える児童の姿が。すると、カードを組み合わせて、担任の先生に渡しました。その内容とやりとりの様子がこちら。

 

【児童がカードで先生に】

「おんぶ プール ください」

 

それを見た私が、「プールが大好きで1学期からよく見に行ってたな。でもプールにはもう藻が生えてるしなぁ…見に行くだけ見に行ってみるのかなぁ…」と考えていたら…

 

【担任の先生】

「あぁ!おんぶでプールに行きたいのね!確かに!プールの時の着替えを探してる!そっかそっかぁ、プールに行きたいんだねぇ。」

 

と言っているうちに、その子は別のおもちゃで遊び始めたのです。

その子にとって、大事な大事な要求だったはずなのに、なぜこんなにすんなりと別の遊びにうつったのか…

 

考えていたら、一つだけ理由が思い浮きました。

それは、

思いが「伝わった」ことに満足したから?

ということでした。

 

もしかしたら、思いが伝わったことに満足して、別の遊びにうつれたのかもしれません。カードの内容を言葉にして返したから、「伝わった」って思えたのかな?などと、色々考える機会をもらいました。

 

子どもだけでなくもちろん大人も、思いが伝わると嬉しいものです。

思いを「伝えよう」とする側のがんばりと、「伝わったよ、その思い」と受け取る側の返し方。きっとどちらかが欠けていては、成り立たないやりとりだったと思います。

 

そんなお互いの思いを、子どもと大人が、子ども同士が、また大人同士が伝え合う2学期にしていきたいなと思った、2学期2日目でした。

 

この写真は、高等部やきもの班での1コマの様子。

「見て、きれいでしょ?」と言わんばかりの表情で、自分のがんばったことを伝えてくれました。

「すごい!こんなにつるつるになるまで(土を)たたいたの?」

「うん」

「とってもきれいだね、お皿が完成したら教えてね!」

「うん」

 

この「うん」に込められた表情も大事な思い。

 

「うん」には、「そうそう、すごくがんばって土をたたいたんだよ!」「お皿を買ってくれるの?うれしい!がんばるね!」という言葉が込められた「表情」をしていたように感じました。

 

このような子ども達一人ひとりの大事な思いをしっかり受け止めて、伝わるように返せるような明日にしていきたいと思います。

また明日、元気に登校してくるのを先生たちは楽しみに待ってます☆彡

2学期、いい天気でスタート!

台風の影響が心配された2学期最初の登校日でしたが、暑いくらいの日差しの中、無事に学校がはじまりました。それぞれの夏の思い出ともに、一回り大きくなった様子の児童生徒の皆さん。

始業式では、はつらつと校歌を歌う姿や、集中して”校長先生の話”を聴く様子がみられました。また、教頭による”栄光は君に輝く”の斉唱、校長による”エイエイオー!”の掛け声と、これからの新学期が充実する雰囲気がしっかり伝わってきました。

長い夏休み、保護者の皆様におかれましては児童生徒の体調管理等、大変ありがとうございました。引き続き、本校の教育への御理解、御協力をお願いいたします。

職員向け、マナー研修会☆彡

8月26日、職員向けのマナー研修会が行いました。講師は、1学期も高3を対象とした研修でお世話になった高山先生。

 

本校が高山先生から御指導いただくのは今年で13年目。長い間、生徒や教員にマナーを教え続けてくださっています。

 

今回は、クッション言葉や名刺交換の仕方、感動されるお辞儀の仕方など。

 

クッション言葉??と初めて耳にする方もいらっしゃいますよね。要は、相手に伝えたいことがある時に、相手が快く受け入れられるためのクッションとなる言葉です。

 

「よろしければ・・・」

「申し訳ありませんが・・・」

「恐れ入りますが・・・」等、様々なクッション言葉とその使い方を学びました。

『何を言うか』ではなく、『どのように言うか』。

その視点をどんな時も大切に、『マナー』という思いやりを意識していきたいと背筋が伸びた研修となりました。

 

高山先生、職員への貴重な学びの時間をありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。(お辞儀のリズム、1・2・3・4・5・6♬)