(ほんじょうとくべつしえんがっこうより)
視察に来られた方々との出会い。
他校の取組に触れることで、教育の新たな視点を、新たな学びを!という思いで、先週、山梨県にある私立の学校に視察に伺いました。
その翌日、本校にも視察に来られた方々がいらっしゃいました。
今回紹介したいことは、本校に視察に来られた方々とある生徒の出会いです。
視察に来られた方は計3名。児童生徒の登校前から下校後まで、学校全体の様子を案内させていただきました。
午後の授業で高等部の体育を見学されたとき、ある生徒が「あと4分だ。先生、がんばるね。」とタイマーの残り時間を確認しに来たことが出会いのきっかけでした。見てくれている人がいることをきっかけに、彼は高い跳び箱に何度も挑戦していました。
授業の見学を終え、校長講話が始まる直前のこと。彼が毎日記録をとり続けている全国各地の平均風速や降雨量を記したノートを紹介させていただきました。
「毎日コツコツと取り組んでいる彼に、感想を書いていただけませんか?」と付箋を渡すと、たくさんのメッセージが…
それを目にした彼は、廊下の端から端まで聞こえる程の大きな声で「ありがとうございました!!」とお礼を伝えていました。
自分が好きで続けていることに、興味をもって読んでくれる人がいる、認めてくれる人がいる。それ以上に励みになることはありません。
次の日、彼が見せてくれたノートの表紙です。もらった付箋がのりで貼られていて、それに対して書いた返事ものりで丁寧に貼られていました。
いつもは校長室の扉にかかっているノートも、今日は一日中扉にはありませんでした。きっと、嬉しくて、たくさんの人に見せに回ったのでしょう。その姿を想像するだけで、胸がいっぱいになる1日でした。
彼と、彼にメッセージをくれた視察者様の出会い。
それは彼にとって、とても大切な出会いになったはずです。貴重な出会いに、感謝の気持ちを込めて…東松山特別支援学校の先生方、愛情溢れるコメントをありがとうございました!!
小久保寛太選手!優勝☆彡
先日HPでお伝えした本校の卒業生である小久保寛太選手の『2024ジャパンパラ陸上競技大会』の結果をお知らせします!!
結果は…優勝!!おめでとうございます!!
結果は、御自身がもつ大会記録と同じ、6m88!!
怪我を乗り越えながら得たこの記録。
本当に、おめでとうございます☆彡これからも応援しています!
小久保寛太選手!28日(土)大会出場!
【2024ジャパンパラ陸上競技大会】に、卒業生であり本庄市広報大使でもある小久保寛太選手が出場します☆彡
YouTubeでのオンライン中継がありますので、ご興味ある方はぜひご覧ください!
〇9月28日(土) 14:00開始
(知的男子以外にも他障害の選手も前後にいます)
〇YouTube放送⇩
https://youtube.com/live/o6rENe12PHM
〇知的男子試技順
218 渡辺 愛翔
357 小久保 寛太
348 下田 幸史
332 山口 光男
130 長谷 颯輝
175 高橋 成輝
132 門脇 大悟
151 土方 起樹
※うまく見られない方は「2024ジャパンパラ陸上 オンライン中継」で検索してみてください。
秋の交通安全ポスター in 寄居PA上り!!
1学期に高等部の生徒が寄居PAの植栽作業を行ったことをきっかけに、このプロジェクトが始まりました。連携させていただいたのは、NEXCO東日本 所沢事務所の方々。
今月21日からの秋の交通安全運動に合わせて、児童生徒から募集したポスターが寄居PA上り男女トイレ内に掲示されました。先方からは、「ひとつひとつ個性のある作品ですね」「独特で味がありますね」などの言葉をいただき、本校の自慢の子ども達のことを一段と誇らしく感じました。高速道路上ではありますが、近くをお通りの際はぜひお立ち寄り下さい!
→掲示写真はコチラ寄居㊤トイレ壁面掲示.pdf
作品を一部ご紹介!全て載せられなくてごめんなさい!
応募してくれた生徒のみなさん、ありがとうございました☆彡
東児玉小学校との交流会(小低・小高)
去る9月17日(火)25日(水)、本校にて小低と小高それぞれの児童と東児玉小3年生、4年生との交流会が行われました。顔を合わせて直接交流するのは、実に令和元年度以来!事前授業のときから熱心に話を聞いてくれた先方の子どもたちでしたが、今回も期待に目をキラキラさせて来校してくれました。
最初に本校校長が、高等部生徒自作の”〔や〕のささった重(おも)いヤリ(紙製)”を持って現れ、『やさしさ』と『思いやり』『おもしろい』の話を伝えました。この3つのことを大切に交流してもらいたいという話から交流会が始まりました!
続いて小低では本校児童から『校歌』の発表。一生懸命な手話に拍手をもらいました。東児玉小からの発表は、まず一緒にラジオ体操をした後、『団体行動』の演技。そろった前ならえや、キビキビした移動に、本校の子どもたちも目をみはっていました。
小高では、『シャオイーシャオ』の曲に合わせたダンスを披露!元気いっぱい、笑顔いっぱいの様子を見て、東児玉小の子ども達からも手拍子の応援をもらいました☆彡
小低ではリトミックやバルーンに、また小高ではどっちかなクイズや大玉転がしに一緒に取り組む頃には、だいぶ両者の気持ちもほぐれて、いろいろな関わり合いがみられるようになっていました。少し緊張しながらも、関わるうちにお互いのことがわかってきて徐々に距離が縮まっていく、そんな時間となりました☆彡
東児玉小の高田校長先生からは「これからも仲良くしていきましょう!」と未来志向の言葉をいただきました。今後ともよろしくお願いします!
最後はみんな笑顔でバイバイ(^^)直接交流の手ごたえを感じた素敵な交流会となりました。
一緒に働きたい仲間。
10日間の教育実習も残すところあと1日となりました。実習後半に入り、実習生の2人は完成した指導案をもとに研究授業を行いました。一人は国語・算数の授業を、もう一人は職業・家庭の授業を研究しました。
「自分で考えて、自分で教材を作って、やってみる!」
この言葉を大切にしながら、「視覚支援にもたくさんあるけど、この子にわかりやすい視覚支援って何だろう」等と試行錯誤しながら日々実習に励んでいます。研究協議では、授業に対する思いを言葉にしたときに込み上げてくるものがあったり、その姿を見て互いに刺激を受けたりと、『本気』でやっているからこその学びを得られたように感じました。この姿を見て率直に思ったのは、「あなた達と一緒に働きたい!!」ということ。それだけ魅力的な、『先生の卵』です!!
これからも応援しています☆彡あと1日、子ども達と思いっきり楽しい時間を過ごしてくださいね!!
教育実習、スタート!
9日から小・中学部に1名ずつ教育実習生が来て、10日間の実習が始まりました。初日の挨拶では、「普段の学校生活では学べないことを、精一杯学びたいです」と意気込みを語った2人。
授業をのぞいてみると、どちらも笑顔いっぱいに、まっすぐ子ども達と関わる姿が。
下校後をのぞいてみると、教材研究や実習日誌を綴っている姿が。
子ども達に「〇〇先生って、どんな先生?」と聞いてみると、すぐにこんな言葉が返ってきました。
「やさしい先生!」
「だいすき!」
実習生としては、たまらなく嬉しいですよね。
これから研究授業を行うにあたり、子ども達の実態をしっかり把握し、授業づくりに挑みます!
「子ども達が楽しく勉強しながら、学校生活を送ってほしい。そのためにがんばります!」と話す実習生が、とても頼もしく感じました。
どんな10日間になるのか。教職員一同、応援します☆彡
今日はどんな1日だったかな?
2学期が始まり、1週間が経ちました。
学校生活のリズムに慣れてきて、いつものように学校生活を送っていると、あっという間にもう下校の時間。
あれ?もう下校の時間か。
今日はどんな1日を過ごしたかな?
あっという間に過ぎた時間の中にも、ぎゅっと詰まった学びの時間をたくさん見つけた2学期はじめの1週間を、少し紹介させてください。
まずは、始業式。
男子生徒は夏休みの出来事をみんなの前で発表しました。
「(映画の展示会)見に行った。おばあちゃんと。見てください。」(嬉しそうに冊子をみんなに見せながら♬)
「おぉぉぉぉーー!!」(みんなの歓声)
すると、「物語に出てくる対決のワンシーンを再現したい」と、2本の棒磁石を持ってきて、1本は自分、もう1本は担任の先生に渡してアクションシーンをみんなに見てもらいました。
嬉しそうに夏休みの出来事を話す生徒、漫才のように言葉を返しながらみんなに伝わるように言葉をたす先生、それを見聞きして笑顔になる生徒。こんな盛りだくさんの他者とのやりとりの時間を過ごしていました。
もうひとつ紹介するのは、小4の児童がハートまつりの事前学習で見たイラストを絵に描き起こし、それに色をつけていく時間。
担任の先生は、こんなことを話してくれました。
「事前学習で、色がついていない白黒のお城の絵を見たんです。そのお城にこんなにたくさんの色を使って絵を描くんです。」
描く様子を見てみると…
青色のクレヨンで空を描く。
ティッシュでクレヨンをのばして空をイメージに近づけていく。
風船を色とりどりに飛ばす。でも持ち手はみな茶色で統一。
この児童は、自分の思い描く『お城』があり、それに近づくように夢中で描き進めていました。
最後まで見られなかったけど、きっと完成したら満足感でいっぱいになるだろうなと思うと、わたしまで嬉しくなりました。
こちらは人とのやりとりではなく、絵を描くことで画用紙やクレヨン、そして自分とやりとりする時間だったのです。
どちらも、大事な学びの時間。こんなやりとりの時間を明日も目にするのが楽しみです☆彡
「伝わった」瞬間?
今日から通常日課がスタート!!
ある教室を覗いてみると、「こっちに行きたいんだよ」と困った表情で訴える児童の姿が。すると、カードを組み合わせて、担任の先生に渡しました。その内容とやりとりの様子がこちら。
【児童がカードで先生に】
「おんぶ プール ください」
それを見た私が、「プールが大好きで1学期からよく見に行ってたな。でもプールにはもう藻が生えてるしなぁ…見に行くだけ見に行ってみるのかなぁ…」と考えていたら…
【担任の先生】
「あぁ!おんぶでプールに行きたいのね!確かに!プールの時の着替えを探してる!そっかそっかぁ、プールに行きたいんだねぇ。」
と言っているうちに、その子は別のおもちゃで遊び始めたのです。
その子にとって、大事な大事な要求だったはずなのに、なぜこんなにすんなりと別の遊びにうつったのか…
考えていたら、一つだけ理由が思い浮きました。
それは、
思いが「伝わった」ことに満足したから?
ということでした。
もしかしたら、思いが伝わったことに満足して、別の遊びにうつれたのかもしれません。カードの内容を言葉にして返したから、「伝わった」って思えたのかな?などと、色々考える機会をもらいました。
子どもだけでなくもちろん大人も、思いが伝わると嬉しいものです。
思いを「伝えよう」とする側のがんばりと、「伝わったよ、その思い」と受け取る側の返し方。きっとどちらかが欠けていては、成り立たないやりとりだったと思います。
そんなお互いの思いを、子どもと大人が、子ども同士が、また大人同士が伝え合う2学期にしていきたいなと思った、2学期2日目でした。
この写真は、高等部やきもの班での1コマの様子。
「見て、きれいでしょ?」と言わんばかりの表情で、自分のがんばったことを伝えてくれました。
「すごい!こんなにつるつるになるまで(土を)たたいたの?」
「うん」
「とってもきれいだね、お皿が完成したら教えてね!」
「うん」
この「うん」に込められた表情も大事な思い。
「うん」には、「そうそう、すごくがんばって土をたたいたんだよ!」「お皿を買ってくれるの?うれしい!がんばるね!」という言葉が込められた「表情」をしていたように感じました。
このような子ども達一人ひとりの大事な思いをしっかり受け止めて、伝わるように返せるような明日にしていきたいと思います。
また明日、元気に登校してくるのを先生たちは楽しみに待ってます☆彡
2学期、いい天気でスタート!
台風の影響が心配された2学期最初の登校日でしたが、暑いくらいの日差しの中、無事に学校がはじまりました。それぞれの夏の思い出ともに、一回り大きくなった様子の児童生徒の皆さん。
始業式では、はつらつと校歌を歌う姿や、集中して”校長先生の話”を聴く様子がみられました。また、教頭による”栄光は君に輝く”の斉唱、校長による”エイエイオー!”の掛け声と、これからの新学期が充実する雰囲気がしっかり伝わってきました。
長い夏休み、保護者の皆様におかれましては児童生徒の体調管理等、大変ありがとうございました。引き続き、本校の教育への御理解、御協力をお願いいたします。